『赤ちゃんがいっぱい』 青井夏海著 東京創元社 創元推理文庫 2003年 \640+税 

◆助産師探偵が帰ってきた!

REBORNコメント
NHKでドラマ化されたことでも話題になった『赤ちゃんをさがせ』に続く、助産師探偵シリーズの2作目。前作の『赤ちゃんをさがせ』は3つの短編からなる連作集だったが、本作は著者待望の初長編にして文庫版オリジナル。

アルバイト先の助産院をクビになった主人公の新米助産師・亀山陽奈は、生活の糧を得るために「胎内育児」を提唱する怪しげな研究所に、妊婦の相談役として就職する。が、価値のないものばかりが盗まれる盗難事件や、18年前を再現したような赤ちゃん置き去り事件と、またしても奇妙な騒動に巻き込まれ…。著者の青井夏海さん曰く、「高い志もなく、なりゆきで助産師になった陽奈が自分の道を見つける」話。

鋭い推理で謎を解くのは、前作同様、伝説のカリスマ助産師であり、安楽椅子探偵の明楽先生。タイトルの意味するところは、最後まで読むと『う〜む、なるほど…』と納得。 助産師探偵シリーズは「人が死ぬのはではなく、生まれてくるミステリー」(青井さん談)だけあって、さわやかなユーモアと伏線の妙が楽しめ、読後感はすがすがしい。殺人事件だけがミステリーではないことを実感した。

三好菜穂子・REBORN

著者・青井夏海さんのインタビュー

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『赤ちゃんがいっぱい』


本のオビから
助産婦探偵シリーズ初長編
<胎内育児>施設でいったい何が進行しているのか? 伝説の助産婦・明楽先生の推理
が再び冴え渡る!(文庫書き下ろし長編)

 

 

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