『未妊−「産む」と決められない』 河合 蘭著 NHK出版(生活人新書) ¥735(税込)
◆たくさんの人が、産みたいのに産めないのは何故?
REBORNスタッフの本です 
著者コメント
少子化がどんどん進んでいるけれど、「子供は要らない」と決めている人はごく一部。ほとんどの人は「いつかは欲しい」と思っているのになかなか産むタイミングが見つけられないのです。仕事に夢中で、キャリアチェンジも多い20代から30代の初め。そして高齢出産の4文字が気になり出したら、30代はあっという間に過ぎていきます。
決められない未妊女性たちを中心に、やっと出産した人、不妊治療をした人など働く女性26名に取材しました。アンケートは敢えてせず、ひとりひとりの「産みたい心」と「産めない頭」にフォーカスしていきました。「いつ産んでもいいし、産まなくてもいい」この一見ありがたい自由の中で迷っているうちに、生き物としての時計は進んでいくというジレンマ。それなのに彼女たちの仕事はいよいよ多忙になり、結婚は中性的なルームメイトの関係へと変わっていってますます産めなくなっていきます。
女性にとって仕事に打ち込むことが当たり前になった時代に、私たちは一体どうやって子供を持つ決心ができるのでしょうか?本の後半は、決めていく力について考えます。世界的に見てもセックスレスが多い日本独特な夫婦のあり方、不妊治療のカレンダーセックスなど、性の問題にも踏み込みました。
子供は素晴らしいから産みましょう、という本ではありません。ただ、お産を書いてきた人間の考え方から、決めるための何かを得て頂ければ幸いです。
(著者・REBORN 河合 蘭)
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オビより
「できちゃったら、産めるのに」
少子化の本当の原因は何だ?
データには決して現れない、彼女たちの声を聞け!
目次
第1章 出産を引き延ばす人たちの事情
仕事の未妊スパイラル
産みたい心、産めない頭/「そろそろ」と思うといつも異動のシーズン/キャリアアップの夢が子どもを遠ざける/20代の終わりが転機/女性の二極化/カギを握る祖母世代/均等法の時代―産まなければ、平等/50歳まで産めたらいいのに
未妊的結婚
間延びした性/「でき婚」がまぶしい/恋の情熱は3年まで/子作りセックス/世界一セックスしない国/スーパーウーマン目指して家事を背負う/男性は遠慮/くたびれた自由
第2章 一体、いつまで産めるのだろう?
35歳という境界線は本当か/一番気になるのは妊娠力/避妊をやめてから産み終えるまでは何年もかかる/もし不妊だったら
20代の妊娠・出産・育児―子供が成人したとき、自分は40代
親子の要求がぶつかる年齢/20代前半出産はでき婚と離婚が特徴/平均像の20代最後〜30初め
30代の妊娠・出産・育児―子供が成人したとき、自分は50代
新しい平均像−都心では6割が30代出産/卵子のターニングポイント/高齢出産は難産か
40代の妊娠・出産・育児―子供が成人したとき、自分は60代
40代で産めたら長生き体質/男性も50歳を目安に
第3章 妊娠するということ
避妊をやめる
「子供が欲しい」と思うとき/2人で決心する/あいまいな避妊という方法
優しいセックスを取り戻す
セックスレスでも出産できるけれど/セックスは「気」の交換/アーユルヴェーダの強精学
いい母親になれるだろうか?
「愛は伝染する」/妊娠期間は母親への旅/いい子が来るだろうか?
経済的な負担について
少子化の最大原因は経済的理由か
第4章 妊娠の医学
不妊治療を始めるとき
不妊治療はギャンブルである/受診のタイミングはいつか/病院はマインドで選ぶ/「不妊うつ」にならないために/「不妊離婚」をしないために
未妊からの卒業
優しいランディング/新しいステップ
<エピローグ> 子供のいる立場から
【巻末資料】
煙草、お酒、薬などの心配/身体の産む力 メディカルチェック/不妊治療ではじめにする検査/生殖医療3つのステップ
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