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◆著者からのメッセージ 出産後、安保助産所で過ごした7日間のうち、一番感動し印象に残っていることは、私が母乳マッサージを受けている時に安保先生がして下さった"お誕生日"のお話です。(本著86頁に掲載) それは、先生が、以前小学生の子供たちの前で話した時のお話で、先生は、「こう、話したの」と言い、そのとき語った話言葉そのままに私に語りかけてくださいました。"ねえ、あんたたち、お誕生日ってどう思う? お誕生日っていうのはね、あんたたちのお母さんが、死ぬ思いであんたたちのことを産んでくれた日なの。おばあちゃんはね、毎日そういうお母さんたちのお世話をしているの。だから、お誕生日にはね、あめ玉ひとつでもいいから、お母さんのところへ持っていって、お母さん、産んでくれ てありがとうって言っておあげなさい。お母さんきっと泣いて喜んでくれるから" 長く苦しい陣痛を経て出産した直後だっただけに、私にはこの話が、心の底にしみい り思わず涙があふれでてきました。そして、私は、自分の親に感謝したことなど、あっただろうかと自問致しました。薄ら寒かった家庭に反抗の限りを尽くし、生まれてきたことへの感謝など無縁だった私の心に、深い杭を打ち込んだのがこの言葉でありました。 翌年、私は自分の誕生日に、小さな花束を持って母のところへ出向きました。母は大変驚き、訳を話すと「安保先生、ええこと言わはるなー」と目を細め、とても喜んでくれました。それは、長い間、いろいろあった、母と私の心の雪解けでありました。 |
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