『私は、産みたい』野田聖子著 新潮社 2004年 \1.260(税込) ISBN:4-10-472901-9
◆高齢妊娠の焦りを赤裸々に描く
「私は早く子どもが欲しいから結婚したの」排卵日の夜、夫に拒まれて激高した野田さんの言葉。彼女の口からは、こんな子どものように素直な、そして焦る女性の苦悩がにじみ出た言葉がぽんぽん飛び出す。
結婚の時、友人の林真理子さんから「高齢での結婚にはかかりつけの産婦人科医が必要よ」とアドバイスを受けたというエピソードも妙に心に残った。妊娠したいなら医療の力を借りること、そのストレスとうまく闘うことは、今や、一部の女性の間でたしなみと化しているのかもしれない。
この本は国会議員の不妊治療記というだけで「売名行為」とネットに書かれているが、決してそんな本ではない、と思った。スーツ姿での出血や内診など生々しい描写には驚いたが、女性が男性社会で男のふりをする時代が終わった象徴のようでもある。女には、どうしたって子宮があるのだ。ずっと頭脳で闘い勝ち抜いてきた女性が、初めて子宮で闘い、腹で泣いた記録。
(REBRON 河合 蘭)
オビより
もう、あとがない・・・
「初の女性総理」と目される44歳、国会議員の赤裸な告白!
40歳で職場結婚した国会議員を待っていた、
不妊治療の高い壁。間断ない検査、憂鬱な服薬・注射、
そして怖れていた緊急入院‥‥。
32歳の若さで国政に飛び込み、37歳で戦後最年少大臣に就任した女性が赤裸に綴る。
すべての働く女性に贈る、勇気ある告白。
目次
第1章 予兆
第2章 入院
第3章 治療
第4章 転機
第5章 悪夢
第6章 再生
著者プロフィール
1960(昭和35)年、福岡県生れ。田園調布双葉高等学校中退後、米国に留学。ミシガン州ジョーンズビルハイスクールを卒業。’83年、上智大学卒業後、帝国ホテル入社。’87年、岐阜県県議会議員となり、政治家の道を歩み始める。’93(平成5)年、衆議院議員初当選。’98年、戦後最年少大臣として郵政相に就任する。2001年、参議院議員の鶴保庸介氏と結婚。
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『私は、産みたい』
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