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『病院で死なないという選択―在宅・ホスピスを選んだ家族たち』 中山あゆみ著  集英社新書  ¥693(税込)   ISBN4-08-720299-2

◆死に行く人の心の中をわかってあげられるのは、家族や周囲の人たちしかいない

学生のころ、どんな死に方をしたいかと問われ「家で家族に囲まれて死にたい」と答えたことがあった。この本で主に紹介されているのは、がんの終末期をまさに自宅で家族と共に過ごすことを選んだ人々だ。

点滴につながれることもなく、人工呼吸器をつけられることもない、日常の中に訪れる穏やかな死。共に過ごした最後の日々は、残された家族の生きる力 になっていく。「ああ、私もこんなふうに逝けたらいい」と素直に思える。まだなじみのない在宅ホスピスケアを実践するための情報も、巻末に詳しく載ってい る。

(REBORN 明石千鶴)


目次
第1章 家族が生きるための思い出づくり
第2章 一家の主として終末期を迎える
第3章 幼い子どもを残して母親が旅立つとき
第4章 最後まで仕事人として生きる
第5章 家族は遠く離れていても
第6章 障害を乗り越えて
第7章 喪失の悲しみから立ち直る
第8章 ホスピスケア情報

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病院で死なないという選択―在宅・ホスピスを選んだ家族たち (集英社新書)


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