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『アイヌお産ばあちゃんのウパシクマ―伝承の知恵の記録』 青木愛子 述 長井博 記録著   樹心社 1983年 新版2001年  ¥2,100(税込)   ISBN978-4795224803

REBORNコメント

北海道のアイヌの村、二風谷で伝統的な取り上げばあさんをしていた青木愛子さんの聞き書きと、伝承の本。愛子さんは、代々受け継がれたシャーマンの家系に生まれ、降霊現象、千里眼、呪術、気功術などで治療を行っていた人として知られている。逆子の助産術などが写真入りで解説。アイヌに伝承されてきた自然感やスピリチュアリティなども興味深い。

(REBRON きくちさかえ)


内容

青木愛子はアイヌコタンに代々続いた産婆の家に生まれ、古代から継承されて来た産婆術(イコインカル)、診察・治療のための特殊な掌、薬草、整体手技、あるいはシャーマンとしての技量をも駆使して、地域住民の心身健康の守り役、相談役として活躍した。

本書は十年にわたって愛子の施療の実際を見て、その言葉の一つ一つを丹念に記録した、アイヌの信仰と文化の実態に迫る伝承の知恵の書。

目次

第1部 赤ちゃんは喜びながら生まれてくる(イコインカル;療術)
第2部 カムイから伝えられたもの(ウエインカラクルとしてのめざめ;先祖をたずねて;海の向こうから)

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アイヌお産ばあちゃんのウパシクマ―伝承の知恵の記録


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