REBORN ARCHIVES

『ほんとうにかぞく―このいえに養子にきてよかった』 のぐち ふみこ著  明石書店  ¥1,890(税込)   ISBN978-4750321332

◆6歳の女の子が養子であることを知ってから成人するまでの心温まるお話

あさみちゃんは6歳の時、「もう一つの苗字があった」ことをお父さんから知らされる。思春期のとき「どうせ他人やんか!」と気持ちが爆発する。真剣なまなざしで怒るお父さんに涙ぐむお母さん。あさみちゃんはその時、迷いや不安がなくなった。里親として小規模ファミリーグループホームを運営する夫婦が、実話を元に手がけた絵本。

(REBRON 白井千晶)


内容

血がつながっていてもばらばらになる家族もあれば、血はつながっていなくても、長い年月をかけてゆっくりとそしてしっかりと「ほんとうのかぞく」になっていく人びともいる。虐待など困難な状況を生きる子どもたちの社会的養護としての里親や養子縁組問題を考える絵本。

お父さんが突然こんなことを言いました。「あさみちゃんにはもう一つの苗字があったんやで…」 血のつながらない他人が、家族として向き合い、長い年月をかけて、本当に家族になっていく様子を描く。

著者プロフィール

のぐち ふみこ
1964年兵庫県宍粟市に生まれる。1984年神戸常磐短期大学幼児教育科卒業後、児童養護施設神戸少年の町で保育士として16年間勤める。2003年神戸少年の町のファミリーグループホーム「野口ホーム」を夫で指導員の啓示さんと共に取り組み、現在に至る。1990年度「全国コンクール手づくりの絵本展」入選。2002年度「全国コンクール手づくりの絵本展」優秀賞

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ほんとうにかぞく


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