REBORN ARCHIVES

『たからものはなあに? 』 あいだ ひさ著  たかばやし まり絵 偕成社  ¥1,260(税込)   ISBN978-4032323306

◆家族の始まり方はさまざまであってよい

園の宿題のため、ママを連れ立って、たからものの見せ合いっこをする二人。
それを見ながら、ママたちがちいさいときの思い出を語ります。
たくやくんのママのおなかには、今あかちゃんがいます。
たくやくんも、ママのおなかから生まれてきました。

なつかは、あかちゃんのいえから来ました。
家族になった日が、ママとパパは今までで一番嬉しい日でした。

生まれた時の話は、子どもはみんな大好き。
でも、はじめて出会った時の話でもいい。
自分がどんなに愛されているかもう一度聞きたい、そんなくすぐったい気分なのだから。
あなたのことをどんなに大切に思っているのか、
あなたはどんなにかけがえのない存在なのか、
そして他の人もまた、どんなにかけがえのない存在なのか。

真心をこめて、話したい。

家庭養護促進協会の縁で養子縁組をした、あいだひさによる本。

(REBRON 白井千晶)


著者プロフィール

あいだ ひさ
米国にて大学院修了後、東京・インドネシア・シンガポールで英語・日本語の教育に携わる。1998年帰国後、東京で特別養子縁組を成立させ子どもを迎える。現在は日本で言語教育のほか、異文化を受け入れる大切さを専門学校で講義している。

たかばやし まり
高林麻里。大妻女子短期大学卒業後、セツ・モードセミナーに学ぶ。絵本作家。1990年からニューヨーク在住。

この本が買えるページ amazon.com
たからものはなあに?


このジャンルの書棚に戻る お産図書館INDEX