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『いのちの時間』 ブライアン・メロニー著  ロバート・イングペン絵 藤井あけみ訳 新教出版社  ¥1,575(税込)   ISBN4-400-42036-1

いのちの大切さをわかちあうために いのちを考える絵本

命には「始まり」と「終わり」があって、この二つにはさまれた「生きる時間」を私たちは生きている。花、人、鳥、魚、動物、小さな虫にいたるまで、すべての生きものに平等に与えられた命の時間。その素晴らしさを、淡々とした言葉と繊細な絵で教えてくれる美しい絵本。
1日の命もあれば、百年以上の命もあるけれど、長くても短くても命の時間にかわりはない——と、この絵本は語りかける。

身近な人ややペットを失ったとき、また、子どもが「死ぬってどういうこと?」と質問してきたとき、この絵本を通して親子で生と死を考える時間を共有できるだろう。

(REBRON 三好菜穂子)


オビより

二年前の夏、私はヒューストンでチャイルド・ライフ・スペシャリストになるための研修を受けていました。そこには五歳の男の子マイケルがいました。彼はエ イズの末期でした。私の友人が彼の担当で、彼女は彼に『いのちの時間』を読んでいました。これが私と絵本との出会いです。(訳者「あとがき」より) この世にあるすべてのいのちは、与えられた時間を精いっぱい生きている。おとなとこどもが生と死の神秘について語り合おうとするとき、この本は豊かな想像力をはぐくむ得がたい一冊となろう。(上智大学教授 アルフォンス・デーケン)

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『いのちの時間―いのちの大切さをわかちあうために』


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