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『陣痛促進剤 あなたはどうする』 陣痛促進剤による被害を考える会 編著  さいろ社 2003年 1995年11月発行の『病院で産むあなたへ』の再編集改訂版  ¥1,575   ISBN978-4916052155

REBORNコメント

陣痛促進剤の被害が明らかになって30年以上が経過しているが新たな被害者からの情報も多く、被害は繰り返されている。改訂版では、被害事例・資料やデータもすべて最新のものになった。

「安産なお産のための基礎知識」のページには、促進剤を使うときの鉄則や、「よい病院選びのポイント」があり、これから産む人へ、主体的なお産への取り組みを呼びかけている。この会ならではの愛のあるメッセージだ。

(REBRON 熊手麻紀子)

資料が豊富で非常に親切な本。「明日から 一人でも被害者が少なくなるように」という確固とした信念に基づいて、そのための冷静で着実な歩みを感じさせる。これから産む人にはもちろん、医療者にも助産学生にも読んでほしい。

(REBRON 白井千晶)


表紙より

お産の前に一番大切なことについて
きちんと説明を受けていますか?

オビから

あなたの赤ちゃんを守るために
お産のとき、
もしも「白い錠剤」や「点滴」を持って来られたら・・・。
分娩時に使用される”便利な薬”には、
子宮破裂や胎児仮死などの
恐ろしい副作用があることを知っていますか?

著者HP

陣痛促進剤による被害を考える会  http://homepage1.nifty.com/hkr/higai/

目次

●第1章 産科医療の現実
陣痛促進剤はなぜ危険なのか
陣痛促進剤はなぜ乱用されるのか
陣痛促進剤を使うと言われたら
陣痛促進剤による被害をなくすために
●第2章 典型的な被害事例
予定日超過で錠剤と点滴併用――山口有美さんの場合
本人に黙って錠剤を膣内投与――原田美香さんの場合
「子宮口を柔らかくする薬」と偽って錠剤投与――山下睦子さんの場合
予定日超過で過剰点滴――池田夕紀子さんの場合
●第3章 母親たちはどう闘ってきたか
「陣痛促進剤による被害を考える会」が発足するまで
厚生省・厚生労働省に通いつめて
●第4章 安全なお産のために
安全なお産のための基礎知識
●資料
ビショップスコア/分娩経過と子宮内圧・陣痛周期・陣痛持続時間/アプガースコア/ 子宮収縮剤の添付文書改訂以降の副作用報告数/添付文書の警告/推薦参考図書

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陣痛促進剤あなたはどうする―お産の前に一番大切なことについてきちんと説明を受けていますか? (いのちのライブラリー (2))


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