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『The Fat Ladies Club ファットレディス・クラブ  ー5人の仲良し妊婦物語ー』  ヒラリー・ガードナー、セアラ・グローヴズ、リンジー・ロレンス、 アンドレア・ベトリッジ、アネット・ジ著  小田島則子訳  主婦の友社  ¥1,470(税込)   ISBN978-4072359211

◆妊娠中の知りたいけど人には聞きにくいことは、この本におまかせ?

ロンドン北西部の町に住む、マタニティ教室で知り合って意気投合した5人の女性たちが、家族と友人のためにたった100部だけ自費出版したという本書。それがなぜ、世界的なヒットとなったのか?読めば明白。妊娠を経験した者ならだれもが共感する、(過ぎてしまえば)楽しいマタニティライフのエピソードが満載なのだ。なかなか人には言いにくい妊娠中のセックスの悩みや下着の話、体重制限お構いなしの食生活の告白等々に、いつの間にか彼女たちのおしゃべりの輪に加わったかのように、引き込まれる。現役妊婦さんや妊娠を計画中という人、そのパートナー氏は、建前や理想を説く妊娠出産本とともに、本書を合わせて読んでみると、肩の力が抜けて丁度良いかも。

REBORN的には、陣痛時に電磁波鎮痛装置にあたりまえのようにお世話になる描写にはかなり違和感があるけれど、これもお国柄だろうか。著者たちには、実名でよくぞここまで書いてくれました、と拍手を送りたい。アマチュアの身内が描いたというイラストが、淡々としていてかえって味わい深い。 

(REBRON 宮下真沙美)


目次

chapter.1ファットレディス・クラブの創設メンバー
chapter.2バック・トゥ・スクール マタニティ教室
chapter.3おっぱい 虫さされからビーチボールまで
chapter.4ウエスト戦線の攻防 守れウエストライン
chapter.5何とかしなくちゃ、何とかしなくちゃ、バストもお腹もお尻も・・・
chapter.6セックス!?
chapter.7その日 待ちに待った瞬間
chapter.8わたしが「子持ち」?
chapter.9ベルトの下 タブー地帯!
chapter.10これからどうする!新米ママ!&四年後、そして悲しい別れ・・・

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ファットレディス・クラブ―5人の仲良し妊婦物語


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