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『いのちにやさしいお産』 駒井秀子著  自然食通信社 1996年  ¥1,890(税込)   ISBN978-4916110534

REBORNコメント

戦中、戦後に活躍した北海道の開業助産婦たちの聞き書きと、最近開業した助産婦たちのインタビューを通じて、お産の変遷をたどる。

北海道の開拓団という日本でも過酷な時代に生きた助産婦たち。女たちはお産の場面で、男性医師や医学の権威に抑圧されてきた。助産婦はそんな女たちを解放してくれるのではないか」とリブ世代らしく語り、男性的な発想で構築されているこれまでの産科医療のあり方に疑問をなげかている。

(REBRON 三好菜穂子)


目次

1 お産現場からの報告(1) 1988年まで
2 助産婦たちの軌跡―1977年〜1988年(働く母として―岡田ミサエさん(1977年)
一代の仕事―井上きみいさん(1979年)
外南洋の青春―田口コウさん(1978年)
敗走の満州―志村登志代さん(1978年)
開拓の村と道庁の産婆―酒匂俊子さん(1987年)
地域とともに生きて―伊藤サチさん(1988年)
報告―町立助産所始末記(1985年))
3 お産現場からの報告(2) 1996年まで
4 「わたし」への聞き書き

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助産婦さんに聞いたいのちにやさしいお産―性の解放を願って女から女へ


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