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混合病棟と院内感染 2005/01/30

この週末は誠にあっという間に過ぎてしまいました。土曜日は(社)日本助産師会の混合病棟をテーマにしたシンポジウムに行き「女性にとっての混合病棟」ということで20分話させて頂きました。

病院の混合化は急速に進んでいて、婦人科ばかりか今や、内科、小児科、整形外科、耳鼻科など多岐に渡ります。きょうだいがお母さんや赤ちゃんと面会することを禁止している病院も多いというのに、なぜか小児科との混合もけっこうあるようです。

こうした中で、一番心配なのは院内感染。そんな心配から、感染に弱い新生児は新生児室に隔離される傾向もあると聞きます。

その中で、この日、新生児科医・北島博之先生の発表はとても興味深いものでした。それは、新生児を感染から守るために大切なのは、母親と早く十分に接触して、母親の常在菌を赤ちゃんにくっつけることだというのです。常在菌がたくさんいれば、そのあとで病院の中にいる耐性菌がやってきても、すでにいる常在菌との生存競争に負けるので感染しにくくなる、というのです。

この場合、母親の菌であることが大切なのです。医療者が持っている菌は、抗生物質や消毒を多用する世界を生き延びてきた強い菌であることがあり、それは赤ちゃんに優しい菌ではないのです。

ずっと以前ですが、水中出産で有名なフランスの産科医のミッシェル・オダンが「病院出産が少なくなるとしたらそれは感染という観点からであろう」、と話していたことを思い出しました。

今、それは、少子化→混合病棟という流れの中で、現実化していくのかもしれません。

この、菌は、菌をもって制すという考えは、これからうんと広がっていくべきだと思いました。‥‥で、北島先生にさっそく取材のお申し込みをして別れました。

日曜日は、ついに念願の『メルマガREBORN』を発行。

初回発行の今日は、総計845名の方にお送りさせて頂きました。もしもおじゃまでなければ、そんなにたくさん発行しません(したいけれど、できない‥‥)ので、とってやってくださるとうれしいです。


『妊婦の「ぷ」』制作現場を訪ねる 2005/01/28

まんが少女の娘(8歳)にとり、かねてよりの夢は「漫画家のせんせいの仕事場をおたずねしたい」。『JUDY』(小学館)に「妊婦の「ぷ」」連載中のREBORNスタッフ・宮下真沙美にそんな話をしたら、なんと「じゃあ、次にアシスタントさんが入るのは月末だから、来て下さい」というお返事が。

それで本当に今日の夕方、私は娘を宮下さんのお仕事場に入れていただいたのでした。

女性アシスタントさん3名とペン入れを進める宮下さん。「質問があったら、何でも聞いていいよ」ともかく優しいみなさま。漫画を愛する人って、こんなに優しいの?何で?と考えれば、やっばり好きな仕事をしているからでしょうね。

皆さん、本当に漫画が好きでやっているのが仕事場の空気から伝わってきます。「15歳で初投稿しました」という、ご自分も少女まんがから抜け出してきたようなアシスタントのMさん。子どものころから一筋に漫画へ思いを寄せてきたそうです。

娘は自由帳に書きためた絵を見てもらったり、目や髪の描き方を教えてもらったりして、ものすごいウレシイひとときを体験させてもらいました。この年齢でこんな所にいれてもらうなんて。うらやましいぞっ。ちょっと贅沢すぎる社会科見学デーでした。Thank you,宮下さん。

<写真>無心にペンを走らせる宮下真沙美です。
   仕事している人の顔って、いいなあ。


鎌倉の若宮大路で 2005/01/27

最近日記が書けないのは、うさぎが居間を散歩中にインターネット・ケーブルをかじってしまって、仕事部屋でしかネットができなくなっているからです。早く新しくしなければ。

今日は昼は埼玉で体外授精の取材をして、夜は湘南で打ち合わせがありました。真ん中に空白地帯が→しっかり鎌倉駅に降り観光気分で鶴岡八幡宮まで歩いてみました。本宮から由比ヶ浜へまっすぐ伸びる若宮大路をまっすぐ下ってみると、ものすごい気持ち良さです。さすがに、太い「気」の通り道という感じがいたします。

お宮がある。道がある。海がある。ということを思うと、お産人の私はつい、これを子宮、産道、産みへと瞬間的におきかえてしまったりします。いつも私の頭の中はこんなです。なに、助産師さんもたいていはこんな頭に違いありますまい。

駅のスタンドで夕刊の一面記事が2紙目につき、買って帰りました。
・毎日新聞「体外受精児延べ10万人 新生児100人に1人 補助制度でさらに増加も」
・東京新聞「晩婚化は世界的現象 初婚年齢20年で2歳延びる 国連調査」