2

すべてのスープはカレーに通ずる
文・イラスト  宮下真沙美

夏といえば、カレー。さっそく作っちゃいましょう!

1 にんにくはみじん切り、玉ねぎ、ピーマンは粗みじん。しめじはほぐしておき、にんじん、大根、ズッキーニ、なす、トマトは1センチ角くらいのさいの目切りにします。玉ねぎとトマトはどっさり使ってね。それ以外は、お好きな野菜を用意してください。

2次にお好みの豆を用意。ひよこまめ、金時豆等なら、あらかじめ水煮しておきますが、おすすめは一晩水に漬けることなく、いきなり圧力鍋で炊いちゃうやりかた。短時間で済むし、旨味を逃しません。もー、圧力鍋様々!!缶詰の豆がいろいろ出回ってるけど、せっかくの天然の保存食。乾燥豆を何種類かストックしておくと、なにかと便利です。時間のある時に煮て少量パックで冷凍保存しておけば、サラダにスープに大活躍。レンズ豆だったら水煮の手間もいりません。皆さん、豆を食べて健康美人になってね。

3 大鍋にたっぷりのオリーブオイルを熱し、にんにくを炒めます。香りが出たら、玉ねぎも加えます。玉ねぎがしんなりしたら、ピーマンとトマトを除く野菜をつぎつぎと炒め、豆も加えます。

4 ここに水を注ぎ入れ、昆布と月桂樹の葉っぱを入れます。煮立ったら弱火でコトコト。火が通ったところでトマトも加え、自然塩で味付け。トマトが煮くずれたらさらに醤油をひとたらし。最後にピーマンを加え、蓋をして火をすぐに止めます。ピーマンは色が悪くなるので、火を通しすぎないこと。器に盛ったら、パセリのみじん切りを散らして、ミネストローネ風具だくさんスープの出来上がり?。

あれれ? コレ、カレーのレシピじゃなかったけ? まあそう言わずに、大鍋にたっぷり作った栄養満点のスープを堪能しましょうよ。え? いくらおいしくても2、3回も続くと飽きてきた? それに昆布がだんだんヨレてきたし、芸術的だったピーマンとトマトの色彩のコントラストも、みょうに沈んできましたねえ。というわけで、ここでカレーの登場です。

1 食べ飽きたスープにりんごとにんじん、しょうがのすりおろしを加え、余力があれば薄切りにして炒めた玉ねぎも加えて火に掛けます。うちではここで、梅酒から引き上げた梅で作ったジャムもチャツネ代わりに入れて、冷蔵庫の在庫処分もバッチリです。

2 カレー粉を加えて煮込むうち、昆布の姿はすでになく、出現したのはあ?ら不思議、香り高き本格派インドカレー。塩と醤油で味を調え、レッドペッパーでお好みの辛さに仕上げ、あれば最後にガラムマサラ一振り。植物性の材料だけではどうしても物足りないという人は、バターひとかけらを加えます。さ?、ごはんにかける?それとも、チャパティでも焼く?

野菜や豆を主な材料とし、多種多様なスパイスを駆使したカレーは、ホントは薬膳としての性格も持つ手間暇のかかる奥の深い料理です。だから、我が家ではカレーはごちそう。でも、ご紹介したスープのリサイクルカレーだと、市販のカレールーを使うくらいの気軽さで出来ちゃいます。なのにインド料理店に負けないくらいおいしくて、し・か・も(ここ、今回の最重要ポイント!)お鍋を洗うのが、市販のルーを使った時より、はるかにラクチンなんですよ?。

 

ウチのごはんはウマいぞ「はじめに」

おいしく産もうよ INDEX