文・イラスト  宮下真沙美
はじめに

我が家は夫婦揃って在宅勤務なので、3度のごはんも家で済ませます。と言うと、皆さん同情してくれますが、ご心配には及びません。一日中家にいると、台所に立つことは気分転換になるんです。外食は、ほとんどしません。

おいしいものが安く食べたけりゃ、自分で作るのが一番。ウチのごはんはウマいです。いえいえ、技術も探求心も三流、得意技は芸術的につながったたくあん。だからこんな図々しいコト、大きい声では申せません。でも、ウチのごはんはウマい!!

というのも、素材がよけりゃ、なんとかなるんです。泥付きの有機野菜や玄米、ホンモノの調味料を使い、昆布でだしを取り...といった日本式スローフードは、不思議と満足感が高いのです。たぶん、体にだけでなく、心にも栄養をくれるからでしょう。従って、妊娠中でも離乳期の子どもでも、いつもと同じ食事でOK。

「いいってわかっちゃいるけど、忙しくて泥付き野菜なんか洗ってらんない!」という声を、お母さん仲間からよく聞きます。ホントにおっしゃるとおりです。私だって、育ち盛りの子を持つ働き盛りの母。しかも基本的にグータラ。家事の省力化無しにはシアワセな家庭生活は語れません。

でも、よく考えたら、昔のお母さんだって忙しかったんです。スイッチひとつで家事が済むわけではなく、今より子だくさん。だからそこには、現代よりもっと合理的な食生活があったはず。一見ラクで便利な今日の食生活のほうが、実は無駄が多かったりするかもしれません。

というわけで、伝統に立ち戻って本当に体が欲しているものを考える一方、中華、フレンチ、イタリアンと、いまやごく身近かになった、世界中のおいしい料理のおいしいとこ取りもしたいもの。そんなウマい話に乗ってみませんか?

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きんぴら

すべてのスープはカレーに通ず

愛しい人、汝の名は「旬の野菜のパスタ」

苦しい時の「じゃがいもごはん」



おいしく産もうよ INDEX