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プロフィール |
いかなご | 2005/03/26 | |||
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このところ、神戸の夫の母が送ってくれたいかなごの佃煮が、毎日のように食卓に登場する。子どもたちが大好きな、おばあちゃんの味はあまから〜く生姜の香りが効いている。 東京で生まれた私には、あまりなじみの無い魚だが、この時期、関西の魚屋さんの店頭にいかなごの稚魚が山積みされる光景は、春の風物詩なのだとか。 決して安くはないとのことだが、主婦たちは沢山買い求めて佃煮を作り、親戚知人に配っては各家庭ごとの味くらべをして楽しむようだ。送ってもらったいかなごをご近所にお裾分けすると、関西、特に神戸近辺の出身という方々にはとても喜んでいただける。懐かしい、故郷の味なんだろうな。 沢山作るのは大変だろうに、離れて暮らす孫たちの喜ぶ顔を思いうかべてか、毎年欠かさず手作りして送ってくれるおばあちゃん。強烈な甘辛さと生姜の香り、それを温かいごはんと一緒にほおばる食感は、子どもたちの舌に強く刻み込まれ、彼らが大人になってどんどん年を重ねても、おばあちゃんの笑顔とともに心に残り続けることと思う。(ちなみに夫のおばあちゃんの味の思い出は、なま暖かいカルピスだそうな。)兄弟して、どっちがたくさん食べたとかなんとか、食事のたびに言い争った思い出と一緒に。 ここに母の怒りの形相を加えたくないので、いかなごをめぐる兄弟ゲンカにつきあうたび、怒鳴りつけたい気持ちをぐっとこらえる母であった。あ、いまさら手遅れ? |
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学校給食のない日 | 2005/03/23 | |||
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小学3年生の息子は、明日が修了式。次に校門をくぐる時は4年生になっている。 昨日で給食も終わり、今日は昼過ぎにお腹を減らして帰ってきた。小松菜とニンニクと黄色いパプリカを手早く刻み、エリンギは細かくほぐした。パスタをゆでている間に、オリーブオイルを熱したフライパンでこれらの野菜をささっと炒め、軽く塩で味付け。ゆであがったパスタは煮汁をあまり切らずにフライパンに移し、菜箸で野菜とあえてお皿に盛る。海苔を散らしてカンタンで彩り鮮やかな、スパゲッティの出来上がり。 黙々とほおばる息子。今日はお楽しみ会で科学マジックを披露したらしいのだが失敗、むっつり顔での帰宅だった。でも、食べているうちに見る見る元気になってきた。 こちらとしても、ひとりだとどうしても朝の残りごはんで済ませてしまうので、一緒にお昼を食べてくれる人がいるのはうれしい。なによりも、息子が家でお昼を食べてくれるのがうれしい。 給食はねえ...まあラクさせていただいてます。栄養学上の数字を満たすことと、食中毒を起こさないってこと、低予算で提供するってことが最大の使命であって、給食に多くを望むのが無理な話だとはわかってます、でもねえ...。 でっかいセンターで4000食分まとめて作る給食は、息子によるとごはんのつぶがお米の形をしていないらしい。一度だけ行った試食会のおうどんも、そーいえば和風クリームシチュー状態だったっけ。そりゃあねえ、それだけ大量に、機械まかせで作ってればねえ。 そして、どんなメニューの時でも飲み物は牛乳。和食だろうが中華だろうが、雨が降ろうが槍が降ろうが、大手メーカーが不祥事を起こそうが(みんな〜、覚えてる?)ぜ〜ったい、絶対、牛乳。その揺るぎない姿勢はたいしたもんですな。 皆様、食育はおうちでしましょうね。 |
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