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プロフィール |
炒り豆ごはん | 2005/02/11 | |||
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節分から何日もたったというのに、バリンという音にしまったと思って足下を見ると、スリッパに踏みつぶされた炒り豆がみつかる。 まいた豆を目に付くところ以外はほったらかしにしていたら、忘れた頃になって踏んづけて粉々にし、かえって掃除するのが面倒なことになってしまうのだった。 上の子がまだ保育園の2歳児クラスだった時、後の掃除を考えて子どもが豆をまく後からすかさず拾っていたら、「それじゃ、鬼さんが来ちゃうでしょ!」と泣いて抗議されたことがあった。それ以来、ほったらかしの口実ができて、ふんづけてからあわてて片づけている始末である。 炒り豆の残りはおやつに食べたのだが、もう一袋、黒炒り豆というのも買っておいたのが、そのまま開封もせずに残っていた。 黒豆ごはんはおいしくて大好き。あの独特の香り、ごろんとワイルドな粒をかみしめる歯ごたえ、豆から出る色素でほんのり桜色に染まるごはん。 香ばしい炒り豆ならさらにおいしいだろうと思い立ったのは、数日前。だが、上の子がお腹に来る風邪を引いたために、なかなか黒炒り豆ごはんの実現には至らなかったのだ。 息子の体調もようやく持ち直し、今日、やっとありつけた。 |
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手当のレシピ | 2005/02/09 | |||
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珍しく、上の子が風邪で4日間も寝込んだ。38度ちょっとの発熱に始まり、食欲不振、下痢、セキ、鼻水といった症状のオンパレード。 「男の子は弱くて育てるのが大変」とは良く耳にする言葉だが、幸いにも我が家には当てはまらず、私はずいぶんとラクをしてきた。 そもそも、人に尽くすというのがすごーく苦手な性分(その逆は好き)で、介護だの看護だのは不得手である。 神妙な顔して病人を看病している自分の姿が、気恥ずかしくって身の置き所に困ってしまうのだ。家庭を持って子どもとの関わりやらなんやらで、ある程度の経験は積んだが、やはり苦手なものは苦手。 なにを隠そう、病人の世話をするのがイヤさにマクロビオティックで普段から健康でいようともくろんだのだ。(陰陽の哲学なんて全然わかっていなくてごめんなさい。)おかげで家族皆元気で、そのもくろみは成功してきたのだった。 特に上の子は病気知らずで、生まれてからの9年間で彼が下痢したことなんて、今回で2回目か3回目だと思う。 というわけで、これまでになかなかその効能を試す機会のなかったマクロビオティックの手当のレシピ。チャンスとばかりに大森一慧さんの著書を教科書とし、息子を教材にこれでもかと楽しんだ(ごめん、息子よ)。第一大根湯、第一大根湯2番、梅醤番茶のくず粉入り...。 おお、効くは、効くは。大根、れんこん、生姜、番茶といった身近な材料が、一手間でお薬に早変わり。すばらしい知恵に感服。 が、私も病人の世話に慣れていなけりゃ、息子も病人であることに慣れておらず、息子は寝ているのに飽き飽きして、べそをかいていた。 |
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