プロフィール   

誕生日スペシャルディナー 2007/04/11

夫が学生さんを指導する仕事についたために、
新学期のこの季節は、忙しくて東京の家に戻って来られなくなってしまいました。
妻の誕生日と結婚記念日であるダブルにおめでたい日に、
彼は京都の人なのです。

というわけで、今年も私はその日を息子たちと3人で過ごしたのですが、
自分の誕生日に自分でごちそうを作るのってなんだか悲しい。
そう思ってここ2年ほどは、息子たちからのリクエストもあって、
宅配ピザなど取っていました。

しかしながら、すっかりそうしたものを食べ付けなくなった身には、
お肉やチーズたっぷりのピザはかなり重い。
せっかくの自分の誕生日に、結構なお値段で胃もたれするピザを取るのもちょっとね。

そう思い直して、今年は結局自分でごはんを作りました。
ここ2年は無駄な抵抗ってヤツだったわけね。

自分で作るんですから、もちろん自分が食べたいもの。
しかも、普段ならなかなか作れない、手の込んだもの。
というわけで、新たまねぎがどっさり手に入るこの季節ですもの、
じっくりたっぷり時間をかけて、たまねぎを炒めてスープを作りました。

車麩をにんにくとハーブで香り付けしたオリーブオイルでこんがり焼いて
スープに添えたら、かなりのボリュームの立派なごちそうです。
それに、にんじんとじゃがいもとひよこ豆とフジッリのサラダで、おなかいっぱい。
ケーキ作りはめんどうだったので、いちごに代役を務めてもらいました。

青い葉っぱがなくて色彩がいささか単調なのは、
やはり自分で自分のために作るごちそうには気のゆるみがあったのね。
まあ、ご愛敬ということで。


ゆるゆると春が来た 2007/04/09

息子のいじめの件は、1月中にはすっかり片がついたはずでした。
なのに、なおも時々不安定になる息子の様子に気をもんだりしているうち、
ふと気がつくと私自身が心身ともに疲れ果て、身動き取れない状態になっていました。

そうなってみて、ずいぶんと気が張っていたのだなあと、初めて気づいたわけです。
ようやく自分をいたわる余裕も出たので、無理に奮い立たせることもせずに
鬱々とした日々をじっくり過ごしながら、回復を待った春でした。

その間、せっせとこなさなくてはならない日常の雑務というのは、
煩わしいようでいて実は心身の充実を呼び戻すための、程良いリハビリになるんですね。

早めに咲き始めたけれど、ゆっくりと満開になり、
ゆっくりと散っていた今年の桜のように、
私の体にもゆっくりとエネルギーが戻ってきたように思います。


いじめ事件その後 2007/01/21

みなさま。新年のご挨拶がすっかり遅くなってしまいました。
今更ですが、今年もどうぞよろしくお願いします。

昨年末は息子のいじめ不登校ネタでお騒がせしました。結局、2学期いっぱいは解決せず、年明け8日に加害側の子どもふたりとそれぞれの親御さんに学校関係者立ち会いのもと謝罪してもらい、それを受けて息子は新学期から元気に登校を再開することができました。大変ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

長引いたのは相手方の子たちがやっていない、あるいは一部しか認めなかったからです。しかしながら、「やっていないけど、そんなつもりじゃなかったけど、○○くんがこういう状態になってしまったことに、僕たちに責任があるのならゴメンナサイ。」という、妥協的ではあるけれどとにもかくにも謝罪してもらって息子の気持ちを救い、あとは学校の先生方が息子の今後の安全を保証することで不登校がさらに長期に渡ることを防いだのでした。

相手方の親御さんの立場としたら、お子さんが認めていないのに謝罪させるなど、大変に不本意だったでしょうに親子そろって来てくださったのは、ひとえに校長先生の説得のおかげかと思われます。教育委員会にもきちんと報告していただき、「教育委員会」と切り出した時のご様子も、今となっては極めて人間的な姿を見せて頂いたということで。

先生方は当初より熱心にこの問題に取り組んでくださり、相手方のご両親も逆ギレしたりなさらずこちらの立場を考えてくださり、息子も私たちも、いじめられていたという事実以上に傷つけられることはなかったのでした。

息子は思ったよりもずっとすんなり復帰しました。が、いまだに6年生と一緒の活動には参加できず、いじめの内容を詳しく聞こうとすると涙をこぼします。傷が癒えるにはまだまだ時間がかかりそうです。

一方、いじめっ子くんはどうやらいじめられっ子くんでもあったようで、彼らが本当のことを言えないのはそこに原因があるようです。息子より危機的状況にあるのは彼らのほうかもしれません。なので、息子の問題がひとまず片づいたとはいえ、私の心はちっとも晴れなかったのでした。

加害側の2家族のうち、ひとつのご家庭とは共通の友人がいたことから、その後お母様とメールのやりとりをするようになり、とうとう先日はお茶に招いて頂きました。今は被害者と加害者ではなく、同じ地域で子どもを育てるもの同士として、お子さんの危機に対して協力する立場となったのです。

当初から、自分の子どものことだけ考えて行動しないよう、なるべく客観的に物事をとらえ、冷静に行動することを心がけたのですが、相手を思うことでまた相手もこちらのことを思ってくれるようになり、それが結果として自分にも良い形で返ってくるのだなと実感しています。

普段はホント、短気で軽率な人間なんだけどね。
波乱の2007年となるか、はたまた穏やかな1年となるか...。









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