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プロフィール |
元・産まない女 | 2005/12/06 | |||
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日記の続き。そんな、仕事優先でなかなか産まない女だった私としては、河合蘭さんの日記に紹介されていた執筆中の本が大変楽しみである。 私がかつて、なかなか産まない女でいたのは、産むのがあたりまえとされていた当時の社会に異議申し立てをしたかったから。 結婚しようがしまいが、産もうが産むまいが、男が好きだろうが女が好きだろうが、多様な生き方が尊重されて良いじゃないかというのが、今も当時も変わらない私の姿勢である。 だが、大きく変わったこともある。産めるのに産まなかった女としては、当然遅く産むことになんの抵抗もなかったのだが、産んでみて思ったのは、「早くから産み始めてれば半ダースくらいはイケたんじゃないか」。これは今からでは取り返しがつかないのだ。残念。 子育ては大変だ?当たり前だ、生き物は皆それに命張ってるんだから。自分の時間がなくなる?自分の仕事や趣味だけのための時間をそう呼ぶなら確かにね。世界が狭くなる?子どもを通じて広がる世界の、なんと広大なことよ。お母さん業をなめんなよ。体型が崩れる?加齢、運動不足、食い過ぎを棚に上げて何いってんの。第一、もともとどれほどのもんっだっつーの。 子産み子育ての経験もなくいっぱしの顔をしていた自分に、容赦なくいくらでもひとりつっこみ出来ちゃうよ。産む産まないを自由に選択できることが、かえって自分で自分の可能性を摘み取る危険性もあると気づいたのは、産んでみたからなのだ。 こんなふうに書くと、産みたいのに産めない人を傷つけてしまうだろうか。 二人目がなかなか授からないという経験をし、3人目も欲しいけどどうやら授かりそうもない私だが、たった一人でも良いから自分の子を、という願いがなかなかかなわない方のお気持ちは察するに余りあると思うので、ここで軽々しくコメントするのは差し控えたい。 ただ、保育園の独身の保育士さんやシスターたちを見て思うのは、この人達にとってはこの沢山の子どもたちがすべて自分の子なんだな、ということ。 自分の時間、自分の子...。考え方次第で、その範囲は変わるというお話は、紙REBORN15号(12月末発行予定)に掲載の、東京工業大学教授・本川達雄さんのインタビューでどうぞ。 河合さん、ここでもいい仕事してます。 |
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高菜とひじきのミガス | 2005/12/06 | |||
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先日届いていたアコルトのパンの中に、サービスで入れてくれていたものなのか、固くなっているものを見つけた。そこで喜び勇んで早速作った、三宅さん紹介の固パンメニュー、ミガス。 オリーブオイルをフライパンに敷いて、にんにくで香り付けして、と、ここまではスペイン風。 そこに古くなった高菜漬けをほおりこみ、古くなったひじきれんこんをほおりこみ、そして固くなったパンを刻んでほおりこみ。 色味的には赤いパプリカでもあったらよかったけど、お味はばっちり。「高菜とひじきのミガス」誕生でございます。いや〜、良いものを教わったわ。 それにしても、三宅さん、おいそがしいのにちゃんと料理してますね。さすが助産師!!スケジュール表がまっくろ!? ミヤシタの場合、忙しい時イコール家にこもって机に向かっている、なので、忙しいとかえってスケジュール表はスカスカだったりする。 子どもがいなかった頃は、保育園の送り迎えだの外遊びに付き合うだの、外に出る必要性がなかったので、忙しいと家にこもりっきりとなり、気が付いたら桜が終わっていたとか梅雨が明けていたなんてことがあたりまえだったなあ。 1週間くらいは誰とも会わなくてもへーきな性分でなくては、やっていけない仕事かもしれない。 |
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