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プロフィール |
中華丼 | 2005/10/20 | |||
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宅配で届いていたみごとなターサイを使うべく、献立を考えた結果、昨日の夕食は中華丼と相成った。 具はターサイがメインで、一株を全部洗ってざくざく切るとざるいっぱいになった。他にだしをとるために戻してあった干し椎茸とにんじん、玉ねぎとニンニク、冷蔵庫で干からびかけていたザーサイを刻んでごま油で炒め、しょうゆ味の出しを注いでことこと煮て、あとはスープに葛でとろみをつけて出来上がり。 炊きたての分づきごはんにとろ〜りとかけて、熱いうちにはふはふとかき込んだ。各人の好みで、ラー油やお酢をひとたらし。あ〜、激ウマ。 実は上の子と私は鼻風邪を引いてしまっていて微妙な香りがいまひとつわからず、食べる喜び半減の日々をしばらく送っていたのだが、これならばそれなりの満足感も得られるというわけで作った食事。 で、大量に作ったので今朝も続けて中華丼にしたところが、ひとり風邪を引いていない下の子から、ブーイング。「どうして?どうして今日もこれなの?」というしつこい問に、「おいしいから」と答えるが、いまひとつ歯切れの悪い母の回答に、息子は納得しかねる様子。 常備菜という名のもとに、同じおかずを繰り返し出しても、リサイクル料理と称して昨日スープだったものを今日はカレーにして出しても文句は出ないのになあ。 やっぱり横着しないで、大量に残った中華丼の具に春雨を加えるとか、あるいは水でのばしてスープにしちゃうとかすればヨカッタよ...。って、これも十分横着ですな。 |
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鮭の解体 | 2005/10/10 | |||
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夫が連休でこちらに戻るというので、本日配達予定の生協の、生秋鮭一尾イクラ入り!!というのを注文していた。ここ6年ほど続いている、この季節の家族イベント、生鮭一尾の解体ショーをもくろんでのことである。 昨年は解体係である夫の帰宅のスケジュールが、鮭の供給日と合わなくて断念したので、2年ぶりとなる。 菜食生活も年季が入ってきて、頂き物や外食、季節ものはその限りではないというゆるい姿勢を保ちつつも、実際は肉や魚を口にしないことが私にとっては最も気持ちの良い状態となっている。今年はさんまが大漁で安かったようだが、息子にねだられたものの自分がさんまを食べたいと思えず、ついつい見送ってしまっていた。 鮭も、私の目的は今や食べることよりも、生き物を丸ごと調理することを当たり前のこととして子どもの目に触れさせることへと移行している。夫と子どもは鮭と格闘することを楽しみ、その上で食い気もたっぷり。男はやはり狩ることが身に付いているんだろうな。 まず、鮭を取り出す前に、台所に出ているあらゆるモノを片づけるところから始まる。普段行き届かない掃除までできてしまって一石二鳥である。なにしろウロコやら血を含んだ水などが飛び散り、後始末がなかなかやっかいなのだ。余計なものまで汚れないようにと準備を整え、ここでようやく鮭さまの登場。 ナイフでウロコをこそげ落とす作業が終了すると、尾に近いところにナイフを差し込み腹びれに向かってつつーっと一気に切り裂く。すると、まあ〜〜、いきなり大量のイクラ出現。 夫がさらに解体を進める間、私はイクラほぐしに精を出した。お餅を焼くような目の粗い網に、薄い膜に包まれたイクラのかたまりをこすりつけていると、おもしろいようにぽろぽろとほぐれてゆく。餅網の下には海水と同じ塩分濃度の塩水を張ったボールを用意しておき、ほぐれたイクラを受ける。 そんなことをしているうちに、鮭はあっという間に切り身とあらとに分けられ、それらを密閉容器やラップに包んで冷蔵庫へ。イクラは瓶に小分けにして詰め、そこにお酒と醤油を注ぐ。 いずれも冷凍保存して、この冬のあいだに食べきるのだ。捨てるところはほとんど無し。一尾3990円也だったが、切り身やイクラの醤油漬けをちびちび買うより断然お得。イクラなんんか浴びるほど食べられちゃう。季節の恵み、ありがたく頂きます。 |
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