プロフィール   

罪なローライズ 2005/07/20

夏本番を迎え、ちまたに出没するようになった、例のヤツ。オバケ?露出狂??

いえいえ、半ケツ人のことでございます。

先日も、登りエスカレーターで、ふと進行方向を見上げると、私の目の前に立っていた、半ケツ人。男子だったのだが、ご丁寧に毛まで生えておる。

キミキミ、何事も中途半端はいけませんぜ、と全部下ろしていっそ丸見えクンにしてやったら、いきなり半ケツ見せられて不愉快になってしまった気分も少しは晴れようというもの。

だが、そんなことをしちゃった日にや、こっちにハンケツが下ってしまうので、ふたりの子どものためにも健全な市民でありたいミヤシタは、そこはぐっとガマンするのだった。

でも、気分ワル。

そこでさらに夢想する。半ケツ人の後ろにそっと回り込んで、耳元でささやくのだ。キミキミ、千円やるからその半ケツしまっときなさい...。ホント、お金払ってもいいから見たくないよ、他人の半ケツ。

ローライズっていうの?あの、パンツの股上がやたら浅いファッション。あれが流行りだしてから、街はお尻を半分出した若者でにぎわうようになった。

流行のファッションは確かにカッコよかろうよ。でも、よっぽど鍛えられた肉体で、しかもセンスが良くないと、半ケツはただただ不愉快なだけ。

しかも、腰という、本来守るべき大事な部分をあれだけ無防備にさらして、冷やして、彼らの健康は大丈夫なのかな?半ケツのお嬢さんたちも、いずれは妊娠出産を経験するだろうに、それがつらいものにならないといいけどな。

せめて、体を内側から温める食事してね、と気をもむおせっかいオバサンであった。


梅雨明け間近 2005/07/16

おびただしい数の桜の実が足下を埋め尽くし、アスファルトに濃い紫のしみを作っていたのは6月のはじめ頃だったか。

一雨ごとに洗われて種だけが残った道を、毎朝歩いて保育園に通う息子。パキパキと音を立てながら、種を踏みつける感触を味わう。それが楽しいらしかった。「たねたねたねたねたねたねたねたね....」。桜並木は延々と続くのに、落ちてる数だけ「たね」と口にしようというのか。ご苦労だなあ。

息子と遭遇してしまった生き物たちの、気の毒なことよ。「本日の犠牲者」に選ばれると、悠々と散歩を楽しんでいた風情のダンゴムシもミミズもアリも、生まれ育った場所から、大勢のチビ怪獣たちが待ち受ける保育園へと連れ去られるのだ。その先の運命や、いかに...。

今年は梅雨らしく、連日のように雨が降り、ねっとりと肌にからみつくような湿った空気の中に、くちなしの甘ったるい匂いや栗の花の青い匂いが混ざり合っていた。文筆家たちによって、くちなしは月経前の女性器の匂いに、栗の花は精液の匂いにたとえられているようだけど、それって、すごい想像力だよね。

それにしても、雨のよく降ったこと。今年みつけた雨の日のお楽しみ。それはなめくじの木登り。保育園にほど近いけやき並木の、どの木を見上げても、雨の日はなめくじが数匹、競い合うようにしてひたすら上を目指していた。がんばれ、がんばれ。でも、一番上まで行ったら、その先はどうするんだろう。下りのなめくじを、まだ見たことがない。

まあるいきのこ、赤いきのこ、大きいきのこ。桜並木の下の草むらのそこかしこに、きのこたちが顔をのぞかせていた。食べても大丈夫なきのこを見分ける知識がなく、本当に残念。来年こそはね...って、毎年言ってるし。

ここ数日、ちらほらと蝉情報を耳にするようになっていたが、昨日とうとう私も蝉の声を聞いた。「みーん」と鳴いては、一休み。しばらくしてから、また「みーん」。蝉も、うぐいすみたいに上手に鳴けるようになるまで、ちょっと練習がいるのかな。地上での時間は一週間しかないというのに、練習ばかりしていて大丈夫なのかな。

間もなく梅雨明け。情け容赦のない日差しが、すぐそこに。




日々、モクモク 22005/07/10

6月は仕事から逃避するために...イヤ、気分転換のためにせっせと日記を綴っていたが、その後お尻に火がついて、日記から遠ざかって仕事に集中していた。その間のあれやこれや。

6月24日。編集部での打ち合わせ後、大急ぎでコンビニおにぎりをほおばり、助産師・冨田江里子さんのトークショーに駆けつける。タイトルは「冨田江里子さんが語るフィリピン・ピナツボ山麓のお産と、人の幸せと。」現地での、冨田さんの活動ぶりに感服。

29日。REBORNのミーティングの日だったが、仕事に追われて参加できず。この日の夕食は手抜きの局地で、宅配で届いたばかりのトウモロコシときんぴらサンドにつくり置きのラタトゥイユという、珍妙な組み合わせだったが子どもには好評。おばあちゃんがイタリア旅行に出発、しばらく保育園のお迎えなどの応援が頼めなくなる。

30日。この日も編集部にて打ち合わせ。「妊婦の『ぷ』」の発売日だった。私の仕事にご理解とご支援をしてくださった編集長の異動を知り、一抹の寂しさを味わう。疲れ果てて家に戻ると、近所の友人から蛍見物のお誘いあり。タイミングがモノを言う蛍見物のために、大急ぎでパスタをかっ込み、友人の車に飛び乗る。今年も蛍と出会えた喜びが、じわり。下の息子がはしゃぎすぎてがけから転落しかけて、ひやり。運動神経のいい子で助かった。はっしと草にしがみつき、自力でよじ登ってきた。まったく子どもってやつは。「気をつけて」と言ってるそばから何かやらかすんだから。

7月1日。小学校の保護者会&親睦会に出かけ、親睦会のゲームでヒートアップ。パンダとシマウマとサッカーボールの模様を描かされて、おのれの観察力の無さを思い知る。役員さんが用意してくれたお菓子をいただきながら、話がはずむ。

5日。10日ほど前に壊れた食器洗い乾燥機の修理をしてもらった。腰の低いホリエモンってかんじの技師が淡々と作業をしてくれた。故障している期間中に、手洗いのほうが台所が早く片づくという現象に気づいたが、やはり我が家には無くてはならないモノなのだ。作業してもらっている間に、「妊婦の『ぷ』」を各方面に発送する手配をし、編集部からもらった20部があっという間になくなった。

6日。またまた打ち合わせ。担当編集者の異動が決まった。ご栄転である。この方のおかげで8年ぶりに執筆活動を再開でき、良い仕事もさせていただいた。ひたすら感謝、感謝。新しい担当者と3人で、沖縄そばで門出を祝う。って、ご本人のおごりだったけど。

9日。保育園のお迎えのついでにおばあちゃんの家に寄り、イタリア土産を受け取る。パルミジアーノレッジャーノがヒット。夏野菜たっぷりのパスタを作って、もらったばかりのチーズをおろして振りかける。激ウマ。

めまぐるしく日々は過ぎ、そしてごはんが今日もおいしい。








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