REBORN ARCHIVES

ホーム > 癒やしのレッスン

 

癒しのレッスン
鍼灸師・辻内敬子さんの
自分でできる簡単ツボ療法 

文・小栗久実子
イラスト・宮下真沙美


疲れを感じたり、病院や診療所へ行くほどではないけれど調子が悪いというときに、自分で、簡単にできる手当法を知っていると、楽になることもあります。

最近、ちょっとしたブームになっているツボ療法もそのひとつですが、ツボの探し方や押し方がよくわからなくて、試すのをためらっている方も多いはず。そこで、自分でできるツボ療法のコツを、女性と子どものための女性鍼灸師グループ「ぷれる」の辻内敬子さんにうかがいました。

「冷え」に効果的なツボ療法
お灸
ツボ療法を子どもに
月経痛を治す

ツボって何? 
東洋医学では、からだの中を「気・血(ケツ)」という生命エネルギーが、全身を巡っていると考えています。この流れを経絡(ケイラク)といい、流れが悪くなったり、少なくなったりすると、不調を訴えたり、病気になると考えます。ツボは経穴(ケイケツ)といい、この流れの反応が現れる場所でもあり、調整する場所でもあります。ツボは全身で361穴(WHOによる)あり、左右あわせると700穴近くあります。


●ツボの探し方
自分の手や足をそっと触って気持ちがいいとか、押して気持ちがいいところを目安にします。


●ツボの押し方
1、2、3と押して4、5、6で力を抜くリズムで、1回5〜6秒を目安に、1カ所に3〜5回繰り返します。強すぎずに気持ちよい程度に押しましょう。一定のリズミカルな刺激を与えることでリラックスできます。

◆辻内敬子さん プロフィール
神奈川でせりえ鍼灸室を連れ合いと開業。鍼灸師。「妊娠したい」から、妊娠中のトラブル、出産までを、自分のからだで実感しながらお産することを応援する。自らの高齢出産に東洋医学を取り入れた経験から「女性と子どものための女性鍼灸師グループぷれる」を仲間と共に立ち上げ活動開始。現在、横浜の「豊倉助産院」、「バースあおば」で「安産のためのツボ療法教室」を担当。「女性鍼灸師フォーラム」を主宰し、女性が安全に、そして安心して医療サービスを受けられるような環境を目指して活動中。


せりえ鍼灸室 http://www.serie89.com/
〒231-0063横浜市中区花咲町1-1大竹ビル201号
E-male :serie89@f6.dion.ne.jp